東京の田んぼでホタルが舞う。

Tokyoのホタル

もう先々週のことになってしまうけど、茨城の土地を開墾しに行ってる間、農に学ぶの田んぼではホタル鑑賞が行われていた。
私は茨城開墾中(笑)で行けなかったので、田んぼチームの友人から写真をお借りした。

Tokyoのゲンジボタル

昨年は参加して、ホタルの数がかなり多くとても感動した。今年は水不足もあるのか、昨年の4分の1くらいの数だったそう。ホタルってフワっと飛んでたかと思うと、垂直に真下の草木へ突っ込むように飛ぶ。だから「火垂る」とも書くのだそうだ。
なかなか素人では写真に撮るのがむずかしいけれど、かなりの明るさで、暗闇の中でLEDを灯しているのかと思うくらい、よく光る。これだけよく光るのはゲンジボタルらしい。
それになぜか、けっこう人間に寄ってくる。人の発する匂いにつられて寄ってくるのかもしれない。
田んぼの水の中や小川で、幼虫はカワニナという貝を食べて成長する、肉食なんだもんねえ。でも成虫になったら、なにも食べないのだけどね。
寺家ふるさと村の小川とホタルの看板

このホタルが舞うさまを見られるのは、成虫に脱皮した初夏のわずか数週間。1年近くも水の中で幼虫として過ごして、空を飛ぶのがわずか2〜3週間。成虫になってからは水しか摂らず、なにも食べずに、次の世代を残すために恋をし、産卵して死んでいく。はかないねえ。

ご覧のとおり、里山の田んぼにはひとつも街灯がない。ほんとうに真っ暗なんだな。月明かりだけ。こういう暗闇を普段体験することはないものねえ。暗闇の中で舞うホタルは、ほんとうに幻想的で美しい。残していかなきゃね。

こんなの見つけました。
ゲンジボタルの生息環境/里山の谷戸
http://www.tokyo-hotaru.com/jiten/yato.html

ほうほう、人間が作った里山って、ホタルの生育も助けていたのね。へ〜〜っ。
清流すぎるまったくの自然より、人間の手が入って有機物なんかがちょっと混じる用水路などの方がカワニナがよく育つとは。
白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき ですかね?
多少の濁りも必要なんだよね、きっと。すべての不安やストレスやバイ菌を全部取り除いて人間育てたら、そりゃ、えっらい弱い子に育つわな。外に出したら、即、生きていけなくなりそうだ。

バーベキューをする人々
とかなんとかワイワイ言いながら、バーベキューをして暗くなるのを待つ人々。里山ー人間と自然の共生は、やっぱこれが楽しいんだわね。多少のバイ菌カモ〜ンです(笑)

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