Tokyoの田んぼ。稲刈り・はさ掛けのやり方。

稲刈り・はさ掛け

田んぼへは月に1回くらいの頻度で行ってはいたが、こちらで書けぬまま、11月3日に稲刈り、25日に脱穀まで終わってしまった。

稲刈りまでにどんな作業をしてたかと言うと、9月末には稲刈りに備えて田んぼの水を抜き、台風で倒れた稲を麻紐で束ねて立たせた。
田んぼの水を抜くのは、稲刈りに備えて土を乾かすだけじゃなく、稲穂を十分に登熟させるためだそう。山から湧く水には栄養分がたくさん浸み込んでいる。ずっと水があると、茎や葉にどんどん栄養が行って、肝心の稲穂に栄養が行かないらしい。種子(稲穂)に栄養を貯めるように、ちょっと脅しをかけてやるんだわね。多少のストレスは与えないと、ちゃんとお米に育たない。ふむ、人間も同じかな?^^;

毎年のありがたくない恒例行事、稲だま取り。

それからヒエ取り、稲だま取りを行なった。「農に学ぶ」の田んぼは昔ながらの有機栽培で、稲だまが発生する。「稲霊(いなだま)さま」と昔は呼ばれたそう。これ、いまどきの田んぼではまず発生しないそうで、学術的に貴重なんだそう。数年前には、その貴重な稲だまを採取したいと、どこぞの大学の先生がいらっしゃったとか。私たちにとっては、ちっともありがたくないどころか邪魔なんだけど。で、稲だまとはなんぞや。えっと、カビ・・?

稲に付いた稲だま

上は11月3日稲刈り当日、下は9月末の頃の稲だま。

この黒いポチっとしてるのが稲だまで、これと米からお酒ができるらしいんですよね。こうじ菌ですね。が、しかし、稲にとってはえらい邪魔なもので、放っておくとガンガン増える。米として収穫できなくなってしまうのだ。倒れた稲を束ねて立たせつつ、この稲だまも取り除いて行った。10月の半ば過ぎにもう1度、この稲だま取りを繰り返した。これで準備万端?

さあ、稲刈り開始。鎌には十分注意して。

この田んぼで育てているのは古代米の「栄光」という品種。通常の米より収穫時期がちょっと遅い。水を抜いてから時間がかかる品種なのだ。11月3日、雨が心配されたがなんとか天気も持ち直し、稲刈り開始です。
5回目とはいえど、年に1回しかやらないから、すっかりやり方を忘れてるんですよね。今年はブログもあるし、ここに細かい注意点を残しておこうと思う。

まず、はさ掛け(刈り取った稲を天日干しにする)ができるように、その場所を先に刈り取る。

はさ掛けのスペース

はさ掛けのスペースを確保

鎌は三日月型をしている。土から10cmくらいのところに鎌を当て、クリッと回すようにすると、無駄な力を入れなくとも1回で刈り取れる・・はず。おかしい。ギコギコ2〜3回やってしまう。先生がやると、1回なんだけどねえ(笑)。
無理に力を入れて引くと自分の足を切ってしまうので要注意だ。そして稲を持つ手にも注意。ついつい親指を下にして逆手に持ちたくなってしまうのだが、必ず、親指を上にして順手で持つように。鎌で親指を切ってしまう事故につながるからだ。

刈り取った稲はクロ(畦)に置いていく。理想は藁で束ねる量(5〜6株くらい)に分けて置いてゆきたいところだが、稲の量のほうが多くて重なってしまう。束ねる時はまた選り分けていくので2度手間だが、致し方ない。

はさ掛けのやり方

山には竹が余るほど生えている。この竹を使って、はさ掛けを作る。はさ掛けとは刈り取った後に束ねて天日に干せるよう、木材や竹などで柱を作り、横木を何本か掛けて作ったもの。地方によってはいろいろ言い方がちがうようだ。

wikipediaによれば、「干すことによってアミノ酸と糖の含量が高くなり、また稲を逆さまに吊るすことで、藁の油分や栄養分、甘みが最下部の米粒へ降りて栄養とうま味が増すと言われている。太陽光という自然エネルギーを利用する古来よりの方法であったが、近年は乾燥機により乾燥することが多く、収穫の季節になっても天日干しは手間がかかるため減少傾向にある」そうだ。

はさ掛けの説明をする木村先生。

端は足3本。中は足2本を立て、横木を渡す。ビニール縄で結び、組み上げる。縄の掛け方は動画に撮ったので、そちらを見てください。

・・・と思ったのだが、動画のアップの仕方がわからず。なさけなや〜。
あとでなんとかします。。( ノД`)

(12月31日追加:やっとアップしました。http://housememo.net/2017/12/hasagake/
こちらをご覧ください。)

土木工事中の女たち

昨年脱穀した後に残った藁で、今年の稲を束ねる。

普段、私たちの生活はサランラップやらビニールテープやら、なんでも使い捨ての便利な生活だ。でもここでは、自然の恵みを何回でも使い回す昔ながらのやり方を教わっている。倒れた稲を縛って立ち上げた麻紐(これは買ったもの。農に学ぶでこういう道具はすべて用意してくれる。)も、するりと解けるように縛っておき、また次回使い回す。確かにめんどくさいかもしれない。効率悪いかもしれない。生活がかかってないから、できるのかもしれない。
でも、なぜだろう。この、もう一手間かけて大事にモノを使う丁寧なやり方が、なんかホッとするんだな。平日の効率だけ追い求める仕事の忙しさとは対極の世界にあるからかもしれない。

その藁を使った稲の束ね方も動画があるのだけど。。。ww

はさ掛けは、束ねた稲を7:3の割合で分けて交互に掛けていく。

こうやって交互に掛けていくことで、よりたくさんの稲を掛けられるし、交互にしっかり広まって日に当たりやすくなる。また落ちにくくもなるのだそうだ。

こうして稲刈りは終わり。
このあと、2〜3週間後には脱穀をするのだが、またもや雨にたたられることになる。

う〜〜ん、今年はほんとにお天気との戦いの稲作りとなった。
脱穀はまた次回まとめます。

その前に動画の乗せ方、あとでマジなんとかしなくちゃ。。

この続きは
はさ掛けの結び方と刈りとった稲の束ね方【動画】



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