皇居へ新年一般参賀に行く。ついでに江戸城見物。

あけましておめでとうございます。←遅い
いよいよ平成もラスト2となりました。2日は友達に誘われて、皇居へ一般参賀に行ってきました。ついでに江戸城見物も。

昨年の天皇誕生日には平成最多の5万人が一般参賀に訪れたそう。
「新年一般参賀も相当混みそう。パッと行って1回目のお出ましを狙いたい。
今年は平成プレファイナルだし、今までの経験から8時じゃ遅いかも。7時半集合にしない?」
とは、もう過去4回経験を積んだ猛者のお言葉。

「さすが回数重ねた経験者だな。そんなに愛国心が強いのか?」
「なに言ってんの。だってタダやし~。タダで普段は入れない皇居の内側に入って、江戸城見物だってできるのよ。」
「さすが関西人・・」
「感覚が外国人並みと言ってww」
というわけで、朝も早くから皇居に出かけました。

朝7時半ですでにものすごい人が・・

まずは東京駅丸の内側で待ち合わせ。快晴のいいお天気です。

東京駅

1914年の創建時の姿に復元されてはや5年。駅前広場はつい最近、12月に完成した。この丸の内駅舎を背にしてまっすぐ行けばすぐ皇居だが、あらま、もうすでにたくさんの人が。
ええ~~っ? これ1回目で入れるの?と、ちょっと不安になってると、どうやら国道1号を通る駅伝待ちの人たちらしかった。

東京駅から皇居、新宮殿や乾通りへ至る地図

和田倉門から並び始め、駅伝が猛スピードで駆け抜けて行く(私たちの全力疾走くらいスピードあった!)のを遠目で見ると、徐々に列が動き始めた。和田倉門の他に馬場先門、そしておそらく祝田橋(?)と3方向から列ができて、皇居前広場で手荷物チェックとポケット内チェックが二重に行われる。持っていた飲み物はその場で「ひと口飲んでください。」と飲まされる。これで飲めないような液体を持ってたら、すぐ御用ね(笑)

チェックが済むと皇居前広場で整列して、9時半の皇居正門開門を待つ。心なしか以前来た時(実は2回目w)より日の丸を持った人が少ない。前に来た時はボランティア団体が日の丸を配ってくれたのだが、今回は時間が早すぎたのかもしれない。でも大丈夫。旭日旗持参の熱心な方々も。それに、以前来た時にいた騎馬警官もいなかった。当時、絶対容姿で選んでるよね、と言いあったほどかっこよかったんだけどな~。イケメンの警官がいなかったのかしらん?^^;

そして開門。

皇居正門

けっこうモダンな造りの皇居正門をくぐり抜け、二重橋を通る。正門から先は普段はなかなか入れない場所だ。

皇居・伏見櫓(ふしみやぐら)

伏見櫓(ふしみやぐら)は皇居で最も美しい櫓だそうで、三代将軍家光の頃に京都の伏見城の櫓を解体して移築されたと伝えられている。二重橋からは広場で次の回を待つ人たちが見える。写真だとうまく伝わらないけど、その数は圧巻です。

広場で次回を待つ人々

新宮殿に入る門・右側の石垣の積み方に注目。一番下はかなり斜めになってる。

そして新宮殿の東庭に入る。天皇陛下のお出ましは5回だそうだから、いやはや、やっぱご高齢の陛下には大変ですよね。待ってる間、新宮殿ってシンプルすぎるデザインだね~、もうちょっと雅な装飾を施してもよかったんじゃないの~?と、昭和43年に竣工した質実剛健すぎる新宮殿に言いたい放題^^;
でも、亡くなったうちの父が電気の設計をしたので、ちょっと思い入れがある。

10時10分、第1回めのお出まし。


待つこと30分くらいで、陛下がお出ましになる。やっぱりついつい「天皇陛下ばんざ~い!」と一緒になって叫んでいるワタシたち。ミーハーでございます、ハイ。
写真右側の、水色のドレスが若やいでひときわ目を引いた真子様。やっぱり若いっていいわね(笑)。真子様はご結婚なさるから今年が最後ですね。真子様って平成生まれよね。そういえば、昭和に生まれ、平成中に結婚しなかった人を平成Jumpと呼ぶらしい^^;

そしてお出ましも終わり、さっさとみな歩き出します。静かに整然としてて、国民性だな。紳士淑女の国だわん。

皇居内をプチ散策。

新宮殿を出ると太田道灌の道灌堀を左手に見て、少し歩くと右側に富士見櫓が見える。かの昔はここから富士山を見たのだろうねえ。家康の築城以前の太田道灌の歌には「わが庵は松原つづき海近く富士の高嶺を軒端にぞ見る」と詠まれている。
櫓の上からは富士山はもとより、秩父連山や筑波山、江戸湾の品川沖(ちなみに日比谷公園は家康が入城した頃は海だったが、埋め立てた。)などを臨むことができ、将軍は両国の花火もここから鑑賞したと言う。
皇居・富士見櫓

往時の富士見櫓

一般参賀用のトイレからは蓮池濠が。

皇居・蓮池濠(はすいけぼり)

蓮池濠

そのまま富士見櫓の方向に行くと、すぐ皇居を出てしまうことになるので左側へ行く。戦後の数年を昭和天皇が仮住まいとされていた宮内庁の洋館を左手に見て、その先でトイレに入る。洗面台の前は大きなガラス張りになってて、トイレの中からも蓮池濠(はすいけぼり)が見れるんですな。夏には蓮が一面に咲くんでしょうねえ。夏に来たいものです・・あれ?夏は入れないのかな?
ここでちょっと戻って右側に行くと、皇居東御苑というお庭なのだが、普通に人通りのあとを付いて歩いて行ってしまった。その道が年に数日間しか公開されない、紅葉の見事な乾通りであったと、これを書くために調べていてわかった。

写真乾通りから伸びる脇道。どこへ通じてるのか。

江戸の面影を残す門、これもどこへ入る門?


そして乾門に到着。もう戻れない?外に出なきゃダメ?

乾門

皇居・乾通りの門

モダンな街灯が取り付けられている。菊の御紋も。

もっとお庭を見ようと思ったが、朝の7時半から立ちっぱなしだったので、お茶が飲みたい、座りたい。皇居東御苑はいつでも開放されているから、今日はいいか・・。
なんと平成ラスト2となった今年は12万5千人もの人が一般参賀に訪れたそう。朝7時半から並んで正解だったなあ。ヨミの深かった友人に感謝♪

本年もよろしくお願いいたします。

 

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