さて、昨年の11月28日に行なった籾摺りについて。もうずいぶん前の話だけど、ここでは籾摺りについて書いたことがなかったので、覚え書きです。
脱穀した籾からもみ殻をはずすのが籾摺り(もみすり)
↓おコメは田んぼでは茎に付いている
↓茎からはずして籾の状態にする(脱穀)
↓籾からもみ殻をはずすと玄米に(籾摺り)
そして玄米から、その薄皮を取る精米をすると、やっと白いおコメになるんですね。おお、手間のかかること。
玄米にはビタミン、ミネラル、食物繊維が詰まってる
精米する前の玄米は、今では健康食としてポピュラーになりましたね。玄米の薄皮、つまり糠(ぬか)に栄養分が詰まってる。ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいる。
でも、やっぱりちょっと硬くて食べにくいんだな。わかっていても白いコメが好き(笑)下は精米して、チームのメンバー分に小分けしてる写真です。
糠は持って帰りましたよ。有機米だからね。ぬか漬け作ったり、ベランダの植物に肥料として撒いたりできるしね。
もみ殻をどうにかできないものか?
動画にも出したけど、籾摺りをすると大量のもみ殻(モミガラ)が出るんですよね。
もみ殻は、40~50年くらい前まで、プラスティックがこんなに世の中を席巻する前は、プチプチではなくもみ殻を使ってたんですよね。リンゴを箱買いすると、箱の中には緩衝材としてもみ殻が詰まっていた。
おばあちゃんちへ行くと、もみ殻の詰まった枕があった。チクチクと肌に刺さるわ、寝返り打つたびにザラザラ音がするわで嫌いだったけど(笑)
プラスティックの海洋汚染が叫ばれてる今、緩衝材にもみ殻をまた使ったら?などと思うのだが、じゃあ、使い終わったもみ殻はどうするか。ゴミとして焼却だよね。ところが、高温燃焼すると、発癌性物質で不溶性である結晶質シリカが生成されるらしい。ぬぬ、世の中うまくいかないわ~。
と思ったら、新たなバイオマス技術にもみ殻が追加された模様。
「今回新たに追加された技術(中略)〜農産物非食用部である籾殻を原料に、高温で生成する発がん性物質の結晶質シリカの抑制と、低温で発生するタールの抑制を両立させるとともに、残りであるくん炭は肥料成分である可溶ケイ酸を含有し循環型農業に貢献できる技術〜(2019年5月27日 農林水産省)」
世の中、日進月歩ですな。
緩衝材としてのもみ殻を懐かしんでちゃあかんw