すっかり秋ですね。
この夏は東京の新規感染者が1日5700人にもなるなど、さすがにヤバイと徹底自粛をした。田んぼにも行くのがはばかられ、畑も田んぼもほっぽりっぱなし。案山子作りも自主規制。地元に近いチームは行ってたが、私たちのチームはちょっと遠いから、自粛しようということになったのだ。
ようやく第5波も落ち着きを見せ、この間、2カ月ぶりに行ってきた。
畑は壊滅してしまった。
畑はほぼ全滅ですね。雑草だらけになって、作物は雑草に負けて育たなかった。うちのリーダーが、15歳でタネの会社を起業した小林宙くんのところのタネを買い入れて植えたものなのだが。残念だ。まさか第5波がこれほどになるとはね。
小林宙くんのところのタネは、日本の伝統野菜なのだけど、やっぱり弱いのかもしれないとリーダーが落胆してた。だって、ホームセンターで買ったシシトウとかは生き残っていたから。改良に改良を重ねたF1種おそるべし。
ビニールマルチも敷かず有機農法でやるには、こまめな雑草取りが必要で、住まいと畑が近くないとダメなんだとつくづく思い至ったわけです。欲しい。近所におうち。。。誰か買ってw
お米は元気。稲の花咲く。
対して田んぼの稲はすくすく育ってました。第5波がひどくなる前、東京の新規感染2000人台の頃、ギリで2回目の除草に行ったのが効を奏した。
ほら、稲の花が咲いていますよ。背も人の肩くらいまでに育っちゃって。あまりにストレスフリーだったんだろうな(笑)
そういえば、鉄腕DASHでおもしろいことをやっていた。やはり男米の背が伸びすぎてしまい、そちらに栄養取られて分けつが少ない。それはあまりにストレスがないからだと、稲にストレスを与えてやろうと城島君が画策してた。
DASH村の稲にストレス与える方法。
背が高すぎるということは栄養が茎や葉にばかり行ってしまい、細長く弱いということだ。この先、穂をつけると、その重みに負けて倒れやすくなる。「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」と言うが、重くなるんですよね。ひょろひょろじゃその重みに耐えられない。だが、適度にストレスを与えてあげると生き延びようとして、丈夫に育つということだ。
人間も同じだよね〜。なんの苦労もなく心配もなく、のほほんと温室育ちにすると、結果、すごく弱い人間に育つ。なんでもかんでも褒めて育てるという昨今の風潮はいかがなものかと、ちと思う。弱い子に育ってしまいそうだ。「若い時の苦労は買ってでもせよ」という格言は生物すべてに当てはまる本質なのだろう。
さて、では城島リーダー、いや、城島社長は稲にストレスを与えるためにどうしたかというと、縄で稲の上を撫でまわしていった。田んぼの隅と隅に二人で長い縄を持って、稲の先端部分をその縄で撫でていったんですね。そんなやり方があるのかと、目から鱗だった。
もちろん、その長〜い縄はワラで手作りですよ。明雄さん直伝の縄作りを若い子たちに教えてた。で、あっという間にコツを覚えるキンプリの岸くん。この子、なにやらせてもスゴイね。
そんなやり方もあるとはいえ、もう花がついている。穂もついている。この時期はもう遅いので、うちの田んぼはやりません。というか、田植え後の初期2回の除草でどうしても稲に触ってしまうので、うちはけっこうストレス与えているのではないかと思う。なんせ田んぼの中に入って、手作業で除草しているから。
埋まった水路を復活させる。
ということで、この間はその他の作業として、大雨で埋まってしまった水路の泥をかき出した。泥の他にも枯れ草がてんこ盛りに水路を埋めてしまい、流れは止まっていた。
そんなこんなで久方ぶりの作業は終了。やっぱり自然の中にいると気持ちがいい。でも、ひとつ気になったのは、森にナラ枯れが増えていること。この話はちょっと調べてみたいので、また後ほど。