うっかりハマってしまった。天官賜福 【その3第三巻ネタバレ】

天官賜福 第3巻 繁体字版

ここから先は第3巻のちょっと?いや、かなりネタバレ。知りたくない人は読まないでね。

第3巻は、キュンキュンしますよ。なんせね、三郎(サンラン)になった時の花城が、可愛い。通霊メッセ(念話)をやり取りするにはパスワードが必要なのね。殿下からパスワードを聞かれた時の三郎ったら、もし尾っぽがあったら、絶対振ってる。ブンブン振ってる。その光景が脳内アニメになって目に浮かぶ。
もう嬉しすぎて内心ご機嫌になっちゃったんだろうね。その後、軍議をやってる殿下の後ろでファッションショー始めるの。赤い衣、白い衣、黒い衣etc、殿下が振り返るたびに変身してる。爆笑した。井戸端会議してる母親に、かまってもらいたい子供か?

場面はけっこう切迫した状況なのに、ほのぼのしてる。他にもいろいろ癒される。人間だった頃の花城は、書いてはないが、おそらくオッドアイ。ボウイのような。でもボウイは事故でそうなったけど、花城は生まれつき。しかも時代は古代。だからものすごく畏れ忌み嫌われ、醜い化け物だと、迫害されてきた。実の母親にすら憎まれ罵られ、”生きる意味がわからない” と苦しんできた。(←2巻)
そんな花城に、穏やかな小さな人間らしい幸せを、初めて味あわせてあげるんだよね、殿下は、そうとは知らずに。田植えとか習字の練習とか、そんなごくごく普通のこと。

そうゆうキュンキュンならびにドッキドキが満載の3巻なんで、2巻であれほど流した涙を癒してくれるというか、ご褒美っつーか、ああ、こいつら絶対付き合うようになるな、と確信。とゆーか、これはもう家族なんじゃ?

謝憐は独白が多い。心の中を私たち読者に吐露してくれる。
対して花城は独白がない。彼の心の内は測れない。今、どう思ってるのか、そのわずかな描写、沈んだ声だったとか、片眉を上げたとか、わずかに首を動かしたとか、そういうごくわずかな反応で推し測るしかない。でも、だんだんわかってきた。彼が言葉にする時は、方便以外は嘘をつかない。誠実だ。そのことに気づいた時、やっと、

あ〜〜〜っ!あの言葉は、実は冗談ではなく、本気だった!

と、初めてわかった。ふふ、どんな言葉かは、お楽しみに。
日本語訳、早く出してほしいなあ。
そしてそして!台湾版第4巻の表紙のできごとは、実は第3巻の一番最後に出てくるのでした。
ああ、やっぱりBLだった(笑)


ここから先、第4巻はまた重そうだなあ。気が重い。

おそらく花城が人間の時どのように死んで行ったか、どのようにして蠱城(こじょう)の中で鬼として生き残ったか。「禁(とど)め得ぬ浮沈に耐え 火水も厭わず」になったか。
そして、それは、謝憐が「殿下の最大の後悔は?」と聞かれた時の答えの意味、その謎へと続いていくと予測する。相当、重いよ。絶対、重い。どうも魔翻訳しようという気になれない。なんせ始めちゃうと寝る暇なくなるし。

しばらくは第3巻の余韻にひたりますかね。


そうそう、<その1紅絶>で書いた挿入歌「紅絶」。赤い衣の絶境鬼王、略して紅絶なんだろう。もろに花城のことを歌ってる。でも、この曲、第1話でも流れてた。おかしいなあ、最初にすべてのネタバレする?と不思議に思ってたら、第1話の挿入歌は、メロディこそ同じものの、タイトルは「一花一剣」、つまり謝憐のことを歌ってた。
花城が子供の時に見た花冠武神の姿、その信念、そして国は荒れ、琥珀のような長い時が過ぎても、恋しい君を憐れみ(この憐れみは遠くはるかに思うこと)彼方の便りを待つ・・ああ、ずっと探してたんだね、花城は謝憐を。
って、こりゃネタバレじゃないか。別の歌手が歌ってたけど。でも、最初と最後に全部おおまかには種明かししちゃうんだ。なるほどねえ。中国のアニメの作り、おもしろいな。

と、アルバムをじっくり調べてるうちに、
結局アルバム全部をポチッとな・・おいおい。


うっかりハマってしまった。天官賜福 <その1紅絶>
うっかりハマってしまった。天官賜福 <その2世界観>
そしてハマった。天官賜福を魔翻訳
うっかりハマってしまった。天官賜福 <その3ネタバレ>

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