ああ、いい天気だ。うらめしい。暑くなると作業がタイヘンだ。師匠の体が心配(笑)
秘技。姫DIY用超々手抜きのコンクリ技。
さてさて2日目。
「今日はタイヘンだぞ。」
「わかってます、師匠。」
さすがにバーベキューコーナーともなると、40袋のインスタントセメントを練るのだ。気合いだ、気合い!うぉ〜〜〜っ!と、気合いを入れてる弟子を片目で見ながら、師匠がなにか考えている。
「これはさ、プロは絶対やんないんだけど。」
「はっ!なんでしょうか?」
「素人が40袋練るのは絶対ムリだし、第一、あんた、やらないでしょう?」
「できるところまでは、やる所存でございます。」
「ウソをつけ。どーせほとんど俺でしょう。」
まあ、そうなるかも? 20kgのセメント袋を1回持ち上げてトロ舟に投入するだけで、トロトロ時間かかってるしねえ。
「そこでだ、秘技。セメント直接ばらまき大作戦ってのどう?」
つまり、半分の20袋は練らずに直接砕石の上にばらまき、ホースで水をかけるのだ。ある程度固まったら、2層目以降は練ったセメントを数回に分けて入れていく。駐車場のような重量がかかる場所ではない。その上に家を建てるわけでもない。バーベキューコーナーだ。上に乗るのは人間とテーブルの重みのみという条件下だから、この方法でも行けると思うとのことだった。「やったことはないけどね、聞いたことはある。」って、やったことのないことをしようって言うんかい。でも、合言葉は姫DIY。ゆるく行きましょうや。(笑)
ということで、「姫用秘技。セメント直接ばらまき大作戦」を敢行することになった。
ばらまき作戦と言えばラクそうだ。実際、セメントをすべて練るよりは数倍ラクだ。が、20kgと言えば、幼稚園の年長さん、6歳の子の体重だ。これを持ち上げて何袋もまいていくのは、やっぱりこたえる。そう思うと母は偉大だ。毎日毎日この重たい子を抱き上げたりかかえたりしているのだから。
ここからは、ひたすらセメントを練る。流し込む。ならす。また練る・・の繰り返し。
ここで新兵器、セメント撹拌器の登場。卵を混ぜるハンドミキサーの大きくなったようなもの。(また写真撮るの忘れた。作業中はそういうことすっかり忘れてしまう。)
このパワーミキサで1回、2袋、40kgをガ〜〜っと混ぜる。パワーミキサとはいえども、相当、力を使うらしい。らしいって、やってないんかいw トロ舟のとこまでセメント運んだり水運んだり、アシスタントに徹してたんです。
そうやってパワーミキサを使って練ると、手でクワを使って練るよりは格段にスピードが上がる。練ったコンクリは、40kgのセメントに水を混ぜるのでもっと重くなっている。そのトロ舟を起こして型枠に引っ掛け、流し込んでいく。型枠の周りにトロ舟をグルグル移動させながら何度も何度も。いや〜、重労働ですわ、ほんと。と〜ちゃんのためならエ〜ンヤコ〜ラ。美輪明宏さまの歌声が頭の中でグルグル回る。
最初は通常の硬さで練ったのだが、流し込んだ途端に乾いて固まっていく。思うように伸ばせない。2回目からは相当ユルユルに練っていった。ほとんどクリームシチューくらいのユルさだ。
そして2層目の上、四隅に半分にカットした装飾用レンガを仮置きしていく。
位置を決めたらコンクリを流し、すかさず水平をとり微調整。相当ユルユルに練っているので、今度はそう簡単には固まらない。しばらく放置する。ある程度固まってきたところで、スポンジで拭き取りながら表面を磨くと、なんということでしょう〜。模様が出てきた♪
できあがりました、バーベキューコーナー。苦労して装飾レンガを埋め込んだ甲斐があった。バーベキューコンロと合ってカワイイじゃない♪←自己満
今日はここまでで完成。乾燥に4〜5日かかる。その後、型枠を取りはずす。
ちなみにバーベキューコーナーの材料費は4万円弱。
こんなに安く上がったのも師匠がいるからこそ。道具を出してもらい技術を出してもらい、あらん限りの体力を出してもらい、ほんとに感謝です〜。
さて、同時進行のテーブルはどうなっているかというと、写真撮るほど体力が残っていなかった。最初の頃のペンキ塗りだけ撮っていたので、そこだけ公開。秘技3本一挙塗り。師匠に教わった。なるほど。プロは1本づつ塗ったりしないのね。
そうして夕方までに2日間の予定作業はすべて終わった。奇跡的だ。師匠はぐったりと座り込んだ。どこかで見た、この光景。
燃えつきた・・・真っ白な灰に・・・
ジョー!あしたのジョーだ。
「もう2度とやらない!普段、仕事の時は業者さんにお願いしてんの!自分で左官工事はやってないの!!」
はい。感謝しております。ありがとうございました、師匠!!
で、あと、2区画を分けてるブロックも崩したいし、下の階から庭に面したグジャグジャの地面もなんとかしたいし・・
いつにいたしましょう?師匠!!
・・・たぶん、いつか続く