Tokyoの田んぼ。2018年度始まる…の前に脱穀の話。

刈り取った稲穂

先日、2018年度の谷戸田サポーターが始まった。すでに先々週、田起こしを終了している。

今年もマイケルチームは継続することになった。続けたかった私としては、すごくうれしい。田んぼというのは、ひとりじゃ無理なんだもの。田起こしも田植えも、みなで力を合わせなければ、実らない。

で、だ。

昨年度の記録が、稲刈り・はさ掛けで終わってたので、今日は脱穀を記す。もう今年度が始まってしまってるのに、なんともマヌケな話だが、まあお付き合いくださいな。

脱穀機、登場。

稲刈りをして、刈った稲をはさ掛けにし3週間、充分天日で干す。
お日様の力を借りて、米粒ひとつひとつに甘味が栄養が増して行く。その籾を茎からはずすのが脱穀だ。

いくら、昔ながらの有機農法とは言えど、脱穀は石に叩きつけたり、千歯扱き(せんばこき)を使ったりはしない(笑)。無人島に行って、島を開拓でもすることになったら、足で踏み踏みしたり木の棒で叩いたりするかもしれないが。
一応、ガソリンで動くエンジン式の脱穀機を使います。

これもNPO農に学ぶで用意してくれている。(何からなにまで用意してもらって、ほんとありがたいです)

さてさて、その脱穀機を狭い山あいの谷戸田に運び込むのも、一苦労だ。

この狭い畦道のカーブを曲がるなんてのは、かなり至難の技。
こうやって運び込まれた脱穀機を小さな広場に据えて、これから脱穀する。

はさ掛けから降ろした稲を、バケツリレーよろしく、みんなで広場に運び込む。こういう作業があるから、ひとりじゃ稲作はできないんだよね。協働。みなで協力してやるしかないんだ。それが何千年も前からの日本の和の原点なんだろう。

大爆音で唸る脱穀の様子は動画で見てみてくださいな。
もうもうと藁の粉塵が巻き起こってすごいんだから、もう〜。

こうして籾になったら、今度は籾すりをして、玄米になる。そして最後は精米だ。いやはや、なんて手間がかかるんでしょう。
これだけ手間がかかってるのに、市販のお米はなんて安く買えるんだろう、と、いつも感心してしまう。まあ、国策ですけれどね。これからはどうなるのか、種子法廃止で悪名高いモンサントが国に強く入り込んでいるようだし・・。大変なことになるらしい・・。
種子法廃止に伴う運用規則までが廃止される危機のことを書いているブログ
https://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12332004567.html

昔は親から「米一粒でも残すな。お百姓さんに感謝して食べろ。」と、よく言われたもんですが、その意味がほんっとによくわかるのですよ。自分で米を作ってみると。

そうして、残った藁は束ねて保管して、また来年使います。
持続可能な里山です。

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