各地で田植えの時期がやってきた。でも今年は、新型コロナの感染拡大防止のため田植え帰省自粛で、手伝いに来る家族や若者の姿もなく寂しい限りだそう。
私たちの田んぼも例外ではなく、行政の自粛要請に従っている。
田植えの予定日は5月31日。例年なら私たちサポートメンバーの友だちや知り合いも呼んでいいオープンデーとなるのだが、今年は自粛でそれも叶わない。毎年、子どもたちに食の自然体験をさせるのを楽しみにしている友だち家族も呼べない。山菜採りと茶摘みイベントに至っては、今年は中止となった。
※里山の茶摘みと手揉み新茶の作り方はこちら。
ああ、ほんっとにワクチン早くできてくれ~~。医療関係のみなさま、いつもありがとうございます。そして、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
さて、田植えの準備というか、過去の田んぼ整備の話を少し書こうかな。
1月は里山の竹やぶを整備する
谷戸田(やとだ・山の谷間に開かれた田んぼのこと)は1月から作業が始まる。里山の整備があるんですね。ということで今年の第1回目は、田んぼ周りの竹やぶを切り開いていくことから始まった。
まあ、盛大に伸びきってしまって。やりがいのあること。ふふ。まかせなさい。海の見える小さな家でさんざんやったから、得意です。
別にやり方なんてものはないのだけど、とにかく、鎌で切る、切る、ぶった切る(笑)
切ったら畑に集めてあとで燃やす。畑の肥料にもなる。
うふふ、すっきり♡
でも、よそ様はもっと徹底してやってるのでありました↓
驚いた。地肌見えてるわ。ここんちは南側に山があるから日照確保のためとはいえ、普通は写真左の隣くらいしか切らない。それと比べてもすごすぎる。地肌が見えるほどって、まさか1本1本引っこ抜いてはいないだろうけど、この面積だ。どれだけの時間と労力がかかったんだろう。執念を感じますww
2月は壊れた鍬を直して田起こし
道具もね、壊れるんですよ。2月はその修理から始めた。
すっぽ抜けになってしまった鍬がたくさん。これじゃ耕せない。
抜けてしまった柄の部分は、たいがい切り口がこすれて木はボロボロになっている。そのままじゃ、絶対はまらない。その柄を削って、再度はめ込む。この柄にはめ込む作業がけっこう力が必要なんですね。
先生でさえ、1日に3~4本も修理したらグッタリすると言ってたもの。
はまったら、その上に楔を打ち込む。楔は何種類かあって、ここでは金属の楔を打ってネジ留めした上に、木の楔で止めを刺す。
私が最初修理した鍬は、金属の楔を省略したのね。ま、いっか、新品の時には楔なんて入ってないんだから、そんな何箇所もいらんでしょ、と思ったのが間違いだった。それで田起こししてたら3回目くらいで、たった3回振り下ろしただけで、すっぽ抜けた!!ぎえ~~~っ。
勢いで頭上に振り上げた鍬は、ただの棒ww
はめ込むだけでも相当労力要したのに。木の楔だって、なかなか奥まで入ってくれなかったのに。また1からやり直し・・しくしく。
非力な者、技術がない者は、手抜きしちゃあきまへんって。