夢がキラキラ、初めての一戸建てリフォームプラン。

東京は桜咲きましたね〜。
日曜の昨日はまだ五分咲きにもかかわらず、外堀通りのカナル・カフェに長い行列ができてた。今日は一挙に満開になったかも。

外堀通りの桜

さてさて。まるで大根を買うがごとく手に入れた、海の見える小さな家。
契約を交わしているその場にも、ひっきりなしに電話がかかってくる。相見積をとったリフォーム会社からの情報か、別の不動産会社だったり、それもけっこう名を聞いたことある全国展開の大手だったり、はたまた、くだんの先客だったり。

「あ〜〜、申し訳ありません。そちらにお見せする前に購入を決めた方が出て・・・ええ、ええ、実は今、契約中でして・・・そうなんですよ、はい。」
弟と私はお互い顔を見合わせた。
「ほんとに申し訳ありません。はい、ごめんくださいませ。」

「大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ〜。こういうのはご縁とタイミングですからね。内見したから買うとは限らないし。でもこちらもまさか、こんな即決するとは思ってませんでしたけど〜(笑)」

なるほどね。西新宿の格安物件、あの時の私もこの状態だったのか。来週日曜に内見させてくださいと悠長に伝え、土曜に連絡したら売れてたのだった(笑)。正確に言うと、まだ契約には至ってなかったが、手付けを打った人が出たのだった。
早い者勝ちとは、お金を動かして初めて成立するものなんだな。

重要事項の説明を受け、鍵を受け取って契約は終了した。いよいよご対面だ。不動産会社に入る前に外観は見てきた。今度は中を見てリフォームの構想を練る。

庭側から見る。リビングが中2階にある。

ベランダから海が見える。室内はボロボロだけど。

夢は広がる、どこまでも。これがリフォーム構想!?
前の持ち主は部屋から海を眺めるために、こんなに高く床を上げて建てたのだろう。外階段を上って玄関へ。リビングとベランダ、リビング続きの和室は2階と言えなくもないほど高い位置にある。そして内階段を降りて風呂・トイレ、もうひとつの和室へ。ちょっと変な作りではある。平面図にすると一見普通に見えるけど。
そして高床式にしたせいか、リビングの天井がかなり低い。玄関に靴箱がない、というか、置くスペースがないなど、気になる面も出てくる。が、欲をあげればきりがない。まず、海が見えるロケーションにして120坪がこの値段という、最初に予算ありきなのだから。

そしてリフォームにも最初に予算ありきだ。予算内に収めるため、間取りの変更はせず、使えるものは使い、最小限のリフォームを目標とする。

と言いながら、夢は広がるもんです。いわく。

「このベランダ、もっと広いウッドデッキにするか。思い切ってドーンと広く。」
「海を見ながら朝食はウッドデッキで? きゃあ、ステキ。」
「そうなるとこの立ち枯れ木、風景の邪魔。これ切らないと。」
「これだけ広い庭があるんだから、家庭菜園やりたいな。そういう道具を入れておける田園っぽいデザインの木組みの小屋欲しい。ハイジみたいなの。」
「ヨドの物置でいいじゃん、3万で買える。」
「いやだ、夢が壊れる。」
「竃を作ってバーベキューコーナーは? この辺の蛤はブランドもんだぞ。」
「いいねえ、浜焼き。大きな据え付けのテーブル欲しくなるね。」
「そうなると頭上にパーゴラだな。日陰ができる。」
「キッチンは絶対システムキッチン。大理石の天板のやつ。和室はどっちもフローリング。」
「そうなると押し入れも、クローゼットに換えないと。」
「フローリングはやっぱ無垢かなあ。」
「無垢は高いぞ。」
「合板のニスでつやつやした床はいやだ。」
「トイレは絶対ウォッシュレットね。」

と、まあ、五十路を過ぎて無邪気に語り合う姉弟であった。
おもちゃを手に入れた子どもか?(笑)

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