大開拓時代か? 木の切り株除去に篠竹の除去。

木の切り株

前に宣言したとおり、木の切り株を取り除くために3週間ぶりに茨城にやって来た。

3週間ぶりに来てみれば、なかった雑草がぼうぼうと生えてて呆然。一軒家ってこういうことなのか。庭の維持管理が大変だ。
そういや里山の田んぼでも、この時期からしょっちゅう畦道の雑草取りをするのに、なんで気がつかなかったのかしら。植物の生命力ってすごい。なんと雨樋にまで雑草生えてるしー(笑)
まずは切り株取りをする前に下準備。師匠が持ってきてくれた草刈機で雑草を刈る。

草刈機の使い方を見せる師匠

雨樋にまで生えてる雑草、枯れ木や枯れツタがぶらさがってジャングル状態。これも整理する。

草刈りをしてやっと切り株があらわになったので、さてさて行ってみようかー。
と、振り返ると、師匠がすでにくつろいでいた。さっきホームセンターで買ったばかりの椅子を出し、パラソル出して。素早い(笑)

梅雨に入ったというのにカンカン照りで、ちょっと作業しただけで汗だくだもの、許します。もう、この年になったらゆるく行かなくちゃね。(笑)

いよいよ切り株に取りかかる。
根が深いとは、こういうことだったのか。

「え、なに? ほんとにやるの?」
「せっかく庭に水場も作ったんだから、夏はビニールプールを置きたくない?」
「海がそこにあるけど?」
「だからあ、例えばよ。小さい子がいる家庭が借りてくれたら、庭にビニールプールでしょう。」
この間の、田んぼの中を匍匐前進して泥の中をずっと這いずりまわってた怪獣くんが眼に浮かぶ。ああいう子がいるうちだったら喜ぶだろうなあ。
「だけど、この切り株が邪魔なのよ〜。家庭菜園にするにしても邪魔〜。」
「はいはい。まあ、やってみな。」
とは呆れ気味の師匠。はいな、やってみます。

が、確かに。重機を入れずに木の切り株を取るのは大変だとは、友人からも聞いてたが、掘っても掘っても、なかなか根にたどりつかない。

もうすっかり農家ファッションw 土埃だらけになるから長靴が便利。

根気だ〜〜っ!!
あら? 根気の”こん”は根のことなのね。なるほど。
やっと現れてきた硬い支根をノコギリでギ〜コギ〜コと根気よく切り、1本切ってはパラソルの下でちょっと休み、また掘り、また1本切っては、また休む。

「まるでエジプトの遺跡掘りだな。なんか、30分作業しては30分休んでるような(笑)」
と師匠が笑う。
「しゃーないよ(笑)。この陽射しだもん、倒れるよ? この年になって倒れたら将来寝たきりだよ。今はほどほどくらいがいい塩梅じゃない?」
「だよな。」

と、休み休み根気よく続けるが、夕方までやってもやっと5本の支根を切れただけ。根自体も太いが、加えて異様に硬い。途中で丸ノコも師匠がやってくれたが、あまり役に立たなかった。なんと、丸ノコの刃が欠けたのだった。この硬さは生木だからだろうか。この木は一体なんの木だったんだろう。
掘っても先が見えない木の切り株ご覧の通り、まだ先がまったく見えない。根の先というのが見えて来ない。足でゆすってみても全然動かない。まだまだずん胴の幹が一直線に地下に埋まってる感じ。一体どこまで深いのか。

根が深いって、こういうことを言うんだねえ(笑)。

初めてその比喩のもとを知って妙に感心したりして。この年になってもまだ、初めて経験して知ることができるって、ほんと楽しい〜。
が、とりあえず今週は諦めよう。(笑)

篠竹退治に出た師匠の秘策。

師匠は、ジャングルを整理し終わり、今度は篠竹の除去に取りかかっている。

竹の生命力はこれまた強い。成長力が強く、真竹などはピーク時1日で1メートル以上も成長するとか。竹取物語のかぐや姫があっという間に成長するのは、竹の成長スピードを表しているのだそうだ。農に学ぶの田んぼでは、山に入って太い真竹を切りだし、はさ掛けに使ったりする。孟宗竹ならおいしいタケノコがとれるけど、残念ながらこの細い篠竹は邪魔なだけです。

おまけに50cmも地面の下を、地下茎で広がるのだそうだ。ぬぬぬ。隣のジャングルのような放ったらかしの土地から篠竹が迫ってきて、庭が狭まっている。これもなんとかしたい。領土を奪還せよ!

「篠竹の特効薬があるよ。3年はかかるけどな。」

それは師匠が同業者さんから聞いたやり方。竹をある程度の高さで切り、ビニール手袋の上から綿製の軍手をし、切り口に直接、除草剤の原液を塗布するのだそうだ。
除草剤はたいがい100倍くらいに希釈するから、原液の威力は強い。地下茎に浸透していく。浸透した頃、2週間後くらいに今度は地面すれすれで刈る。1年では撲滅できないが、3年で撲滅できるそう。

このやり方のいいところは、土壌を汚染しないこと。ゴルフ場などでもやっているやり方だそうだ。

貸してしまったら来年はやらせてもらえるか、わからないけどね。

しかし、切り株は頭が痛いところだ。なにか方法はないかなあ。丸ノコも歯が立たないとなれば、気長に掘ってはノコギリで切る方法しかないのかな?
まあ、気長に行こう。

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木の切り株とったど〜〜っ!!



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